- 本物のカバラによると、魂とは何か?魂の根源は人によって違うのか?
- 概念の定義: 「体」、「頭脳」、「魂」
体と魂にはつながりがあるのか?
- 本物のカバラの知恵による「アダム・ハリション」のシステムとは何か? 魂の採石場とは? アダム・ハリションの破壊」の概念とは何か? また、「知識の木の罪」に関する聖書の物語のカバラ的意味とは何か?
- 本物のカバラの知恵によれば、輪廻転生というものは存在するのか?
「最初に創造された魂はただ一つ、それはアダム・ハリションの魂でした。」
(バール・ハスラム 「60万の魂」)
「人間には身体と魂があります。身体は喜びと知識を受け取る意志のクリ(器)と呼ばれます。魂は人間の中に存在する授与の力とみなされます。だから、人間には身体と魂があります。」
(ラバシュ 381. 「主は貧しい者の声を聞かれる」)
新しい魂はない
「この世では、魂は、肉体が再生されるようには新しくなりませんが、一定量の魂だけが、新しい肉体と新しい世代を身にまとうたびに、形態の変化させて輪廻転生します。
したがって、魂に関しては、創造の始まりから是正の終わりまでのすべての世代が、数千年にわたって存在して、あるべき姿に発展し是正された一世代となります。そして、その間に、それぞれが自分の体を数千回変えたという事実は、どうでもいいことです。なぜなら、「魂」と呼ばれる体自体の本質は、これらの変化によってまったく影響を受けないからです。」
(バール・ハスラム『平和』)
魂の目的
「魂が肉体に宿る目的は、その根源に戻り、神とのデヴィクット(結びつき、一体化)によって報われることです。」
「生命の樹には、『世界はクリエーターの名前を明らかにするためだけに創造された』と書かれています。このように、魂がこの不潔な物質をまとうために降りてきたので、この世界に来る前のように、魂はもはやその根源、自分自身の世界につながることができなくなったことがわかります。むしろ、以前の根源にあったときと同じように、身の丈を620倍に伸ばす必要があります。これが全体の完璧さの意味です。」
(バール・ハスラム - 手紙 17)
形態の同等性によってのみ魂は獲得される
「身体は自己愛の性質を持って生まれており、それは私たちが与えるだけで得られるクリエーターとの形の違いです。したがって、人は自分の体を清め、形態を同等にする必要があり、そうすることで人もまた、与えるだけのことをしたいと思うでしょう。それによってネシャマと呼ばれるこの高い段階に到達することができるでしょう。これが、私たちが常に身体とネシャマ(魂)の観点から話す理由です。」
(ラバシュ、『スピリチュアリティは「魂」と呼ばれることもあります』)
魂の是正
「つまり、誰もがアダム・ハリションの魂のほんの一部だけを持って生まれてくるということになります。自分の部分を是正すれば、生まれ変わる必要はなくなります。」
(ラバシュ「転生せずに済むためにはどの段階まで到達すればいいですか?」)
魂の輪廻転生(りんねてんしょう)
「来て、何が書かれているか見てください。『もしあなたが知らないなら、最も美しい女性たちよ』。もしあなたがここに来て、ここに来る前に知恵を調べなかった、そしてあなたが秘密を知らないなら、クリエーターは魂に答えます」上層の世界よ、出て行きなさい、何も知らずにここに入る資格はない……つまり、二度目の世界に転生するということです」
(ゾハールの書、雅歌、第10部、項目456)
今の転生から、何を学べばいいのか?
「したがって、私たちは、なぜカバリスト達はすべての人にカバラの知恵を学ぶことを義務付けたのか、と問わなければなりません。確かに、これには公開すべき素晴らしい点があります。カバラの知恵に従事する人々には、素晴らしく貴重な救済策があります。自分たちが何を学んでいるのか理解していなくても、自分たちが学んでいることを理解したいという切望と強い欲求を通じて、自分たちの魂の周囲の光を自分自身に目覚めさせます。
これは、クリエーターがすべての被造物を喜ばせるために創造の思想の中で熟考したすべての素晴らしい成果を、すべての人が最終的に達成することが保証されていることを意味します。そして、この世で授けられなかった人も、次の人生などで授けられ、クリエーターがその人のために計画されたその思想を完成させて授与されるまで続きます。」
(バール・ハスラム「十個のセフィロトの研究への入門」項目155)