レッスン2:カバラの知恵の本質
カバラの知恵とは本当は何であるのか? その独自性とは何か? 主要な著者は誰で、その基盤となる著作は何か? この教えの目的は、私たちの人生と世界にとって何なのでしょうか?
レッスン2
カバラの知恵の本質
Slide # 2
「私たちは何か新しいものを作りだすわけではありません。私たちがやるべきことは、人の内に隠されているものを明らかにすることだけです」。
コツクのラヴ・メナヘム・メンデル
Slide # 3
自然
- 自然界は驚くほど一体となっていて、各要素は互いに補い合い、適切に機能するために互いを必要としています。
- 自然は一体化したシステムであり、各部はすべて相互につながっています。
- このシステムは、つながりと協調に向けて、次の二つの方向へと私たちを発達させます。
- 一方ではすべての部分が結合へと向かう動き。
- 他方では分化と分裂により、多種多様な自然要素の生み出だす動き。
Slide # 4
自然
- 人間は自然を超えた存在ではありませんが、大規模で複雑なシステムの一部であり、人間と自然には目に見えない無数のつながりがあります。
- 人間関係における受け取るりと授与のバランスが崩れると、自然全体のバランスも崩れます。
- その結果、人類は一方では抑うつやさまざまな危機、他方では「自然災害」や経済危機、環境問題、伝染病などによって苦しみにさらされます。
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科学とカバラの知恵の関係性
科学は物理的な現実を調べ、知識を構築・体系化し、経験的な方法によって私たちの世界の現象を説明しようとします。その基本原理は以下の通りです。
- 公平性(偏りのない観察)
- 経験主義(実験・観察にもとづく)
- 反証可能性の原理
- 抽象性
- 一貫性
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「私たちの本質は、現実を構成するすべての存在の本質と同じであり、それは「受け取りたいという意志」にほかなりません」
「ゾハールの書の入門」第20項(バール・ハスラム )
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「豊かさそのものは大海のようなものです。それを指ぬき※で汲む者もいれば、バケツで汲む者もいます――そういうものなのです」
※訳註:裁縫で中指にはめるもので、ここでは言っているのは指輪型ではなくキャップ形の指ぬき。少ししか汲めない人がいることを表している。
雑記集 第798番「小さき者の功徳」(ラバシュ)
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「カバラの知恵のすべては、上層の意志による導きを知ることにほかなりません。すなわち、なぜクリエーターは被造物を創ったのか、被造物に何を望んでいるのか、世界が巡りめぐった末、最終的にどうなるのかを知ることです」
ラムハル『ダアト・テヴノート(理知の知)』
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受け取りたいという意志の特徴
- 私たちの欲求は常に増大し続けています。
- 多くの努力を払って満たしを得ても、感じられるのは短時間で、すぐに消えてしまいます。
- 満たされた感覚が消えてしまうと、その前よりも大きな虚しさが残ります。
- 喜びの質が高まるにつれて、満たしが長く続くようになります。
- 欲求は人のコントロール下になく、人に制御できるものではありません。
- 欲求は環境によって強く影響され、コントロールされています。
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受け取りたいという意志の特徴
- 欲求を完全になくすことはできませんが、苦しみを通じて欲求を弱めることはできます。
- 利己主義(エゴイズム) = 人が喜びや満足を他人を犠牲にして得るということ。
- 現象の根底にある本質的な性質としての欲求は中立です。
- エゴ = 他者に対する自然な(根拠のない)憎しみ。つまり、人は常に他者よりも自分自身を満たすことを好むということ。通常、これには他者の犠牲を伴います。
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カバラの知恵の定義
「この知恵とは、"原因と結果によって連なり降りてくる根源の連鎖"に他なりません。それは、定められた不変の法則に従い、一つの崇高な目的hと織り込まれていきます。その目的とは、"この世界でクリエーターの被造物にその神性を顕すこと"です」
バール・ハスラム『カバラの知恵の本質』
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カバラに関する神話
- 神話 1: カバラは神秘主義であり、護符(お守り)や迷信の類である。
- 神話 2: カバラは科学ではなく、信仰に基づいている。
- 神話 3: 誰もがカバラを学べるわけではない。少なくとも40歳以上で、トーラーを学んだの経歴が必要。そうでなければ気が狂ってしまう。
- 神話 4: カバラは閉ざされた一つの宗派である。
- 神話 5: カバラはニューエイジ的な流行であり、一時的なトレンドである。
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講座で扱う主なテーマ
- 創造のプランとその目的
- 魂とは何か、魂は自分とどう関係しているのか?
- 上層の力とは何か? それは存在しているのか、していないのか? どのように存在し、どのようなものなのか?
- 現実の知覚
- 選択の自由
- 人類の歴史とカバラの知恵
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内省/セルフ・スタディ
以下の問いに沿って、自分の“欲求”を観察していきましょう。
- どのような欲求が、どのくらいの割合で自分の中に湧き上がりますか?
- その欲求は、自分の意思とは無関係に、ひとりでに湧き出てくるのでしょうか?
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内省/セルフ・スタディ
- 自分の周りの人に目を向けてみましょう。その人たちはどのように欲求に動かされていますか?
- 自分の中で「心の点」をその他の欲求と区別できますか?
ビデオクリップ -> カバリストのラブ マイケル・ライトマン博士による講座の目的と歓迎メッセージ
Transcript:
Q: 国境を超えて共にカバラを学ぶメリットとは?
ラヴ・マイケル・ライトマン博士: 私たちは、国境を超えて共に学ぶことで、その学術や言葉、情報の源を発見します。それを通して、この知恵の奥深さを知り、理解し、感じるのです。
これは、特にカバラにおいて重要だと言えます。なぜなら、この知恵は……書に記すというような読むだけで理解できる知恵ではないからです。しかし、この講座では、教師と受講者、書物の間に特別な関係性があったほうがよいとされます。
つまり、この知恵そのものが共に学ぶことを求めているのです。
Q: なぜヘブライ語の原典から学ぶことが重要なのでしょうか?
ラヴ・マイケル・ライトマン博士: ご存知の通り、中世まではニュートンやライプニッツにしても、カバラの知恵に触れることはありませんでした。しかし、知識人は皆、ヘブライ語を学んで理解しようとしました。
重要とされたのは、知恵が経てきた流れや知恵への正しいアプローチを理解することでした。つまり、ヘブライ語の文献から学ぶことが、とても重要だったのです。なぜなら、そうすることで、言語を乱すことなく、知識を信頼性のある本物のままに保てたからです。
Q: カバラの本当の教師とは誰なのでしょうか?
ラヴ・マイケル・ライトマン博士: 本当のカバラの教師とは、教える資格のある教師から知恵を受け取り、教師と親密な関係性を築いて、自分が得たことを同じように自分の生徒に伝えようとする人のことです。
Q: なぜ、グループで勉強することが重要なのですか?
ラヴ・マイケル・ライトマン博士: 多くの文献で学べることとして、「グループか死か」という言葉があります。
唯一のゴールに到達することを切望する生徒のグループでなく、もし一人で勉強するのなら、学ぶべきカバラの文献を研究したところで、ゴールへの到達は叶いません。
Q: 学ぶべきカバラの文献とは?
ラヴ・マイケル・ライトマン博士: カバラの学ぶべき文献、真正の文献とは『ゾハールの書』やアリ、バール・ハスラム、ラバシュなどによるものです。学ぶべき文献という点で、私たちは確実に正しい方向にいることを確信できます。
教師であるマイケル・ライトマン博士からの招待状
ラヴ・マイケル・ライトマン博士: 私は、あなたがカバラの知恵の入り口にいらしたことをとても嬉しく思います。カバラは、あなたに世界に存在する秘密や法則を余すところなく説明してくれます。
また、自然の中心、そのとても奥深いところに触れさせてくれるでしょう。
そして、あとは上層の力だけにかかっています。私たちは共に願い、祈りましょう。そうすれば、その知恵の一部を授かることができ、その知恵があなたに影響を与えることになるでしょう。
がんばってください。